ミニコーンを使ったワンバウンドキャッチの練習
こちらでは3歳、4歳から始めるテニスの練習方法をご紹介しています。
今回はミニコーンを使ったワンバウンドキャッチの練習です。
初期トレーニングである、テニスを始めたばかりの子供用初期トレーニングを行っていない場合は、まずは初期トレーニングから始めてみてください。
ミニコーンを使った練習
テニスを始めたばかりの3歳や4歳の子供には、ラケットを使った練習よりもボールの扱いや特性に慣れることが大切です。
それを前回まで行ってきました。
そこからワンステップ上に行く今回は、ミニコーンという道具を使った練習となります。
今まで手を使ってボールを扱っていましたが、道具を持つことによってラケットへと繋がる確実なステップアップとなります。
用意するものはこちら。
ミニコーンとスポンジボールです。
このミニコーンを逆さまに持って、ボールを入れるゲームを行いましょう。
親や指導者は、子供の手元にワンバウンドボールが来るようにボールを投げます。
そして子供はボールをミニコーンで捕えます。
このようにボールが入ればOK。
ルールを理解するまでは体の動きが鈍いかもしれないので、最初は動かなくてもボールがミニコーンに入るようにボールを投げ、自然と入るように演出しましょう。
ミニコーンがボールに入った時は「すごーい!」と一緒に喜び、なにが正解なのかを学ばせていきます。
ルールを理解できたら、色々なボールを投げてボールを追いかけさせましょう。
普通の山なりのボールから、高い山なりのボール、左右に投げ分けるなど変化をつけていきます。
この練習を行うことで、テニスの基本動作であるボールを追いかけるということを覚え、ボールと自分の距離感を把握していきます。
また道具を使うことで器用さが増し、ラケットの扱い方にも繋がっていきます。
ボールと自分の距離を理解する。
ボールの動きに体を合わせる。
もし上手くできない場合には、距離を近くしてみたり、親が子供の手を持って一緒にやってあげても良いでしょう。
または、ルールを無視してミニコーンとボールをおもちゃ代わりに持たせてみるのも良いかもしれません。
時間がかっても焦る必要はありません。
毎日コツコツと練習すれば、必ずできるようになります。
いきなりラケットで練習させるもの悪くないですが、今回のような運動神経や動体視力を育てる練習を小さいころに取り入れることは、とても大切なこととなります。
小さい子供への指導は、基礎の反復と練習のバリエーションがポイントです。