はじめてのテニススクールの選び方
4歳や5歳、または小学生になったことを期にテニスを始めてみようというお子さんは多いかと思います。
テニスを習うためにはテニススクールに通わせるというのがベターだと思いますが、親がプロテニスプレイヤーでない限りは、スクールが一番良い方法だと思います。
今回は良いテニススクール、悪いテニスクールの見極め方などを含めた、はじめてのテニススクールの選び方についてご紹介したいと思います。
テニススクールの種類
ひとえにテニススクールといっても、様々なテニススクールがあるのをご存知ですか?
・テニスだけを運営しているテニスクラブ
・ゴルフやプールなど、複合的に展開している地元のスポーツクラブ
・有名フィットネスジムの屋上などで行われているテニススクール
・元プロなど個人の方がレンタルコートなどで行っている個人スクール
・区や市が運営するテニスコートを使う、ボランティア要素の強いテニススクール
このように大きな施設があって快適な環境が整っているテニススクールから、区営・市営テニスコートを使うところまで、様々なテニススクールがあることを知っておくと、お住まいの町での情報収集がしやすいと思います。
テニススクールは高い?料金相場は?
子供をテニススクールに通わせるには、当然お金がかかります。
テニススクールの料金は、他のお稽古ごとと同じくらいの相場となりますが、上記でご紹介したように施設規模や教える人間によって金額が大きく変動することがあります。
おおよその料金目安を作りましたので、下記の表をご覧ください。
室内テニス | 屋上テニス | 個人スクール | 町のスクール | |
月謝 | 6,000-8,000円 | 3,000-5,000円 | 3,000-10,000円 | 500-1,000円 |
---|---|---|---|---|
入会金 | キャンペーン0円~ | 紹介0円~ | 5,000-10,000円 | なし |
指導力 | ◎ | △-〇 | △-◎ | × |
だいたいのテニススクールは週1回、1ヵ月に4回が基本です。
その1回の時間は45分という短いものから60分のものあり、各スクールによって違いがあります。
各特徴としましては、室内テニスは雨が降っても問題なく開催されボールも綺麗という特徴があります。
屋外テニスは雨天中止、ピッチレベルが毎回変化するなど不安定要素がありますが、価格が安いという特徴があります。
個人スクールは誰がコーチをしているのかによって金額や指導力に開きがあります。
名選手が名コーチとも限りませんし、無名のコーチがいずれ名コーチになる場合もあるので評価しにくいところです。
すでに通っているご家族に話を聞いてみれば、評判が分かるかもしれません。
テニススクールを選ぶ時の注意点
ここからはテニススクールを選ぶ際のポイントや注意点についてご紹介します。
私も子供をテニススクールに通わせる際、実際に何箇所も見学や体験をさせて、子供だけでなく私自身も各スクールの違いを肌で感じてきました。
その内容をまとめましたので、これからテニススクール選びをするというご家族に、ぜひ参考にしてみていただければと思います。
まず子供がテニススクールに通ったときに、テニスを楽しいと思えるか・長続きするかどうかは、「コーチとの相性」が一番大きく影響します。
本当にコーチとの相性は大切で、相性が悪いだけで「テニスってつまらない」とか、「行きたくない」という発言をするようになってしまうくらいです。
ですから相性の良いコーチとの巡り合わせが重要となるのですが、子供と相性が良い傾向にあるのは、ちょっと気が弱い子ならお母さん世代の女性コーチ、元気いっぱいの子には若い男性のコーチなどが良い相性になりやすい組み合わせです。
お子さんに合いそうなコーチが在籍しているかどうかは、各スクールの「体験」を利用して確認したり、電話で聞いてみたりするのも良いでしょう。
また各テニススクールには特色があって、意外にも得手不得手がはっきりしていることが多いです。
大人への指導に定評があるテニススクールもあれば、子供たちを通いやすく工夫しているテニススクール、高齢者向けなんていうテニススクールもあります。
子供が得意なテニススクールかどうかを調べるには、入口やフロントの雰囲気を見ると分かります。
プロテインやラケットが全面にアピールされている施設は大人が得意、子供たちの写真や各時期のイベント(七夕やクリスマスなど)に力を入れていると子供が得意なテニススクールです。
こういった施設の雰囲気も「体験」で良く感じてみてください。
テニススクールにおける指導力の違い
あとは実際の指導力も大切な要素ですよね。
体験に行くだけでも、その指導力の善し悪しは垣間見ることができます。
まず最初のポイントは、初心者(初めて)の子供に丁寧な指導があるかどうか。
一番下のクラスだからといって『周りの子と同じようにやってみてー』とか、間違ってるのに何も言ってくれないスクールは一番ダメなスクールです。
通い続けてテニスができるようになっても、このようなスクールでは日々のカリキュラムをこなしているだけで、才能を伸ばしてくれることはありません。
また一緒にやっている周りの子供達の服装を見ても、スクールのやる気がわかります。
Tシャツなどではなく、本当に「私服」でやっている子が多いスクールでは、テニスへのモチベーションが低いスクールで、通わせている親御さんも習い事レベルで良いと思っていることが多いです。
運動神経の発達やテニスの上達ということよりも、「楽しく体を動かす」というスクールになります。
一方、子供でもテニスウェアを着ている子がいたり、動きやすいスポーツ用の服装で通っている子が多いスクールはモチベーションが高いテニススクール。
「テニスを上手くなろう」というイメージが全体に感じられるはずです。
子供をテニススクールに通わせるなら
家から近くて通いやすいということも大切ですが、せっかくテニスを始めるなら子供達が切磋琢磨している良い環境のテニススクールに入れてあげましょう。
子供が大人になってもテニスをしているかどうかはわかりませんが、「あんなに上手い子がいる」「皆がんばってる」と感じられるだけでも子供の世界は広がるはずです。
学校の延長ではなく、広い世界を見てなにかを努力すると言う気持ちが生まれれば、親としては嬉しいですね。
ここまでテニススクールの選び方についてご紹介してきましたが、参考になりましたでしょうか?
スクール選びのポイントは、まずは様々なテニススクールで体験レッスンをしてみる、そして色々な情報を得るということが大切です。
子供が楽しく成長できるテニス環境を見つけてあげてください。
合わせて、こちらの良いテニススクールと悪いテニススクールの見分け方もご覧になってみてください。